転職ばっかりしているために、労働基準法や雇用保険にムダに詳しくなったった

法学部中退したが、法律は好きな人が書いた労務にまつわることを書いております。間違いがあったらスミマセン。

【団体保険・財形貯蓄について】

・退社後、団体保険・財形貯蓄は基本的に解約

・種類によって個人で継続可能なものがある

・新しい就業先に転職前の会社と同じ財形貯蓄があれば、そのまま継続可能な場合がある

 

<<継続可能な団体保険がある>>

団体保険は会社が全額負担している場合や、従業員が保険料を負担している保険は退職時に解約となります。

団体保険は一定の団体(会社)に属している人を対象にしていて、退職により団体の構成員でなくなれば解約することになります。

団体保険には退社後も継続可能なものもありますが、保険料が高くなる可能性があります。

また、会社が福利厚生として全額払っている保険などは、退職後には保障されなくなります。

任意で加入していた場合は解約となり、他の保険でそれまでの安い保険料で同程度の保障を受けることは難しくなります。

つまり、団体保険は個人で加入するよりも保険料が安く設定されていますので、死亡保障や医療保障のほとんどを団体保険で賄っていると、退社後は別の新たな保険に加入することを検討する必要が出てきます。

個人扱いの保険は、年齢を重ねていると保険料が高くなります。

前もって在職中に、会社から進められている保険以外に、安くても良いので個人用の保険に加入しているという「分散」を心がけるといいかもしれません。